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理系留学 Research Experience 2

今回は具体的にどのようにresearch opportunityを見つけ、何をすべきかをお伝えします。

何をすべきか?

教授の実験室で研究の手伝い(ボランティア)を長くしていても評価されることはありません。誰かの手伝いをするのではなく、必ず自分で研究テーマを持ちデザインし、実験を主体的に行ってください。その後その結果をpublicationしてください。Publicationとはresearch journal(例えばNatureやScience)に自分のレポートを掲載することを意味します。又、officialなscientific conferenceで発表しても一定の評価は得られますが、publicationの方が断然強いです。Publicationは必ず必要、というわけではないですが、外国人枠の大学院 (PhD及びprofessional schools)/就職は非常に競争率が高く、ないと大きくマイナスになります。 Master Programの場合はpublicationが必ず必要ではないですが、あると非常に有利になります(変わりに学費、生活費を払う必要性あり)。

ではどのように見つければよいでしょうか?

  • コネを使う。

授業/実験のクラスを担当してくださる教授と仲良くなりましょう。笑

私の場合は、教授に相談した際自分の研究室にスポットはないけど、〇〇の研究所は夏からhelpが必要になるから連絡をとりなさい、とアドバイスを頂き、無事見つけることができました。

しかし、理系の授業は大教室で大勢の生徒に対して行われることが多く、授業を担当してくださる教授と距離を縮めることは、同じような考えを持っている生徒が多い為相当な労力をようします。教授の元へ行く為の本来不要な質問を考えて、(場合によっては予約をとって)出向くことになると思うので(面倒だったので、私は一切しませんでした)、私はあまりお勧めしません。しかし授業とは別の実験のクラスは原則少人数で行われます。特に長い時間をかけて実験をデザインして発表、という場合には自然と内容の確認やfeedbackを貰う機会が生まれるため親しくなりやすいです。実験のクラスの担当は教授ではなく大学院生が担当することの方が多いと思いますが、ある程度親しくなった上でresearch opportunityない?と相談すれば、力になってくれると思います。実際同じlabに所属していた学部生は、ほぼ皆大学院生に紹介してもらったと言っていました。

2. メールをする。

大学は学部生(場合によっては外部の学生)向けに学内で紹介できる研究機会を紹介している場合があると思います。しかしこれらの限られたポストには応募が殺到する為採用される見込みは非常に少ないと思います。私の場合は全て不採用でした。

留学生の場合、相談できる人が少ない場合もあると思います。その場合は自分が少しでも興味がある教授をサイトで調べ、直接教授にメールをしましょう。簡潔に分かりやすく、自分のbackground及び〇〇の理由でopportunityを探しているとメールをすれば中には返事をくれる方もいらっしゃいます(少ないと思います。笑)。私の場合は大体10通程度メールをし、1通お返事を頂けました。

Research Opportunityを見つけることは自分でコントロールすることは残念ながらできません。私立の方が教授の割合が多い為公立よりは見つかりやすいと思いますが、結局のところ運に左右されるため長いスパンで考えておく必要があります。運が悪いと卒業するまで結局見つからなかった。ということになるでしょう。非常に競争率が高いため、少しでもGPAを高くキープし、できる限り自分の学部の科目を早い段階で沢山とることを強く勧めます(でないと教授の研究テーマを全く理解できないと思います)。厳しいですが卒業までに十分research experienceを見つけられないとmaster programへ行き、多額の学費を払って研究経験を積むことになると思います。現地の学生は卒業後にresearchを行う人もいますが、外国人はvisaの関係で難しいでしょう。 お金を払ってもらう研究室のサポーターというポジションもありますが、原則コネを使わないと採用されることは難しいと思います。私の場合は教授から、お金払うからlab managerになってほしいとofferを頂きました(こちらの都合で行いませんでしたが)。

研究所に所属した後のボランティアが約半年程度、自分の研究を〜一年で終わらせ、publication準備に〜1年はかかると思います。これに加えすぐに所属先が見つからない場合も十分考えられる為、必要な方は、必ず大学2年生になった時には探し始めてください!意識の高いアメリカ人は高校の頃からresearchを行う人もいますよ。

これに加えてprofessional school(医歯薬等)へ行きたい方は病院等でのボランティア経験も要求されます(最低1年以上は行いましょう)。

これらの活動の一部を卒業要項として認めてもらうことができますが、それらの多くは課外活動として行うことになると思います。進路の速い授業/拘束時間の長い実験に加え教授の研究所で実験を行うことは本当に大変です。授業外の研究に加えて、ボランティア/インターンを4年間で行うことは不可能です。5−7年の長いスパンで捉えておくと良いでしょう。大変な分、勉強になることも多い為是非頑張ってください。

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