理系留学 Research Experience 1
理系留学生には残念な内容になると思います。
アメリカの大学では日本の大学での卒論のように教授の監督下で実験を行えるようにプラグラムが組まれていません。従ってresearch experienceをdevelopしたい場合、原則在学中に自主的に動いて見つけなければなりません。前回の記事(こちら)でお伝えしたように、アメリカでの就職/進学を視野に入れる場合、research experienceは理系学部生にとって卒業までに取り組むべき最重要の課外活動です。しかし、これはアメリカ人学生にとっても同様です。結果として大多数の理系の学部生がresearch experienceを必要とする状況になります。しかし、教授の数に対して学生の数の方が圧倒的に多いだけでなく、教授は大学院生の研究指導をしなければならない為、学部生及び高校生の研究指導を快く行ってくださる方は非常に少ないです。教授にとって個人的に学部生/高校生を指導するのは原則業務外です。新規生徒を引き受ける場合、教授は時間やお金をよりかけなければなりません。私も実験室に所属したての頃は、何を手伝っているか理解できないだけでなく、例えばplasmid extractしてね!と言われても何をすべきか理解できませんでした。笑
学部生/高校生の実験の監督を行えば、当然実験の手法を教えなければいけませんし、実際実験を行えば当たり前ですが余分な費用が発生します。これらの理由により、ハードな授業履修に加えて、コネのない留学生が卒業までに research experienceをdevelopことは、原則非常に骨の折れる作業になると思います。
運良く教授の研究所に所属できても、すぐに実験をやらせてくれることは絶対にありえません。自分で研究に取り組む為に多くの場合所属先の研究所でボランティアを行うことになるでしょう。私の場合約半年から1年ハエ/癌細胞の世話や(誰もやりたがらない休みの期間もケアが必要なのでかなり重労働です)、大学院生/研究者の実験の手伝いを行いました。したがって、resaerch experienceを必要とする方は遅くとも2年生中には所属先を見つけられるように自主的に動くことが肝要です。次回はより具体的にどのように見つけ、何をすべきかを書きます。